【「仏壇から出てきた30万円の保険証券」 〜それはいっぱいの愛だった。〜】 ・・・知り合いから、こんな話を聞いて感動したことがあります。 あるところに、都会暮らしの幸せな家族がいました。 その家族は、お父さん、お母さん、子1人で、ごく普通の3人家族でした。このお父さんの実家は、遠い田舎でおばあちゃんが1人で暮らしていたそうです。 おばあちゃんが65歳の頃、おじいちゃんが先に亡くなってしまいました。そのとき、お父さんはおばあちゃんに都会で一緒に暮らそうと提案したのですが、おばあちゃんは田舎でノンビリ暮らしたいという理由で断ったそうです。 この家族が、帰省するのは、1年のうちの夏休みのときしかありませんでした。このおばあちゃんが、まだ65歳〜70歳前半の頃、いつもの夏休みで帰省していたとき、お孫さんに言っていた口癖がありました。 「私に万が一のことがあった場合、仏壇を開けてもらえれば大丈夫だからね。」 っと、満面の笑みで孫に語っていたそうです。当時まだ幼かった孫は、当然何のことか解らないままにいました。 そして月日は流れ、おばあちゃんは91歳で安らかに亡くなりました。 そのとき、孫は31歳で、立派に家族を持つまでに成長していました。 おばあちゃんの棺おけを囲むように親族が集まる中、孫は仏さまになったおばあちゃんの写真を見て、ひとり頭の中で、おばあちゃんとの楽しい思い出を浮かべていました。 すると、フッ! と、おばあちゃんのあの口癖が思い出しました。 「何かあったら、ブ・ツ・ダ・ン・・・??」 孫は、集まる親族の間をゆっくりとかき分け、仏壇の前まできました。 そして、仏壇の引き出しを上から順番に開けていくと、3番目の引き出しにとっても色あせた一枚の紙が出てきました。 なんだろう? と思い、ゆっくりとその紙を開けて見ると・・・・・ なんと! 40数年前に加入している保険証券でした。そこには、保険金額30万円と書かれていました。おばあちゃんが言っていた口癖は、この保険証券30万円のことだったのです。 そして、孫は、 「きっと、あのときおばあちゃんは、自分が亡くなったとき、この保険で 死後に必要なさまざまなお金として使うことができるから大丈夫だ! と言っていたのだろう。」 と思い、やさしいおばあちゃんの満面の笑みを思い出し泣きました。 ♪♪♪・・・ はいッ! このお話は、これでおしまいです。 少し悲しいですが、おばあちゃんからの愛をいっぱい感じとれるお話でした。 「でも、30万円は少ないと思う。 なぜ、この金額で大丈夫だと言ったのだろう?」 って思われた方いますよね。 平成11年の日本消費者協会調べでは、下記の葬儀費用の全国平均は合計で228.7万円というデータがあります。 ・葬儀一式費用<葬儀運営に関わる> 130.9万円 ・寺院への費用<お布施など> 49.8万円 ・飲食接待費用<料飲・返礼品など> 45.4万円 このデータを見ても、死亡後の整理資金として30万円というのは、圧倒的に少ないですよね。 おばあちゃんがこの保険に加入した40年以上前の葬儀費用は、いくら必要な時代だったのでしょうか? 40年以上前の葬儀費用の全国平均データは見つけることはできませんでしたが、当時のほうが、現在より葬儀費用は少ない金額で済んでいたはずです。 例えば、いまから38年前の1965年にハガキ1枚の価格は5円でしたが、現在はちょうど10倍の50円になっています。 このように物価の上昇により、当時5円で買えたものが現在では買えないということが起こっているわけです。 きっと、おばあちゃんが加入した時代は、30万円もあれば死後の整理資金には充分に足りる金額だったのでしょう。 おばあちゃんは、終身保険という保険に加入していました。 終身保険は一生涯の死亡保障を約束した保険ですので、加入してから実際に支払われるまで、とても長い期間あることになります。 例えば、30歳の男性が、終身保険に加入した場合、平均の余命は約49年間あります。この男性は、死後の整理資金として300万円の終身保険に加入したとしても、半世紀近くの間の物価上昇によっては、足りないことになってしまう可能性があるのです。 じつは、この終身保険にも、さまざまな終身保険があります。今回の終身保険は、【定額】の終身保険といいます。定額の終身保険は、加入したときの保険金額が定額で変わらない保険です。 これに対し、【変額】の終身保険というものがあります。 変額の終身保険は、加入したときの保険金額が変わります。 「えッ? 保障額が変わるってどういうこと? ちょっと不安だなァ〜!」 まぁ、落ち着いて。カンタンに説明します。 もし、おばあちゃんが変額の終身保険に加入していたとすると、もらえる保険金は30万円ではなく、300万円だったかもしれないのです。 さて、なぜでしょう? (答えは【変額保険「終身型」って怖い!?】をご確認ください) ――次のコラムでは、私が20個のホンネを語る、 「自分で保険を見直そう」のウソ・ホントをお送りします! ▼住まいと保険と資産管理・東京本社の様子 ▼現在、保険の見直しを検討されている方へ 1.毎月の保険料がトータルで3万円以上(20代は2万円以上)と負担感がある方 2.過去に勧められるがままに加入した保険を一度も見直していない方 3.不測の事態が起きても困らないプランを専門家と一緒に作りたい方 3つのいずれかに当てはまる方は ⇒ 保険見直し相談 (←まずは初回相談の利用からおすすめします)